大会タイムテーブル

プレイバックシアター日本大会・2016東京~想いをつなぐ~

日程とタイムテーブル、プログラムの詳細です。

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オープニングセレモニー

7/16 13:30-14:00

プレイバックシアター∞和音♪


10年ぶりとなるプレイバックシアター日本大会の幕開け。これから始まるワクワクと興奮、そして感動を、共に感じ合いましょう

全体ワークショップ

7/16 14:00-15:00

プレイバックシアター∞和音♪


全体での「ハロー」に続き、「知り合う」をテーマにした巨大マッピングに挑戦!全員のチームワークで創造する地図は、さてさてどんな感じになるのでしょうか?今からとても楽しみです♪

全体パフォーマンス

7/16 15:30-17:00

劇団プレイバッカーズ


1985年、プレイバックシアターが日本に紹介されました。そのときから、私たちは、たくさんのストーリーとともに歩んできました。今日その軌跡をストーリーで一緒にわかちあいましょう。そして、これからの道に思いを馳せてみませんか?

プロフィール


プレイバックシアターを「世の中のために役立て、広め、深める」ことを目的に活動しています。1994年に発足して以来、様々な分野での公演を実施してきました。最近は、全国の小学校へ出向き「いじめ防止授業」を展開しています。大半の団員は、体力的に厳しい世代となりましたが、子どもたちのために力を尽くしています!

ウェルカムパーティー

7/16 17:30-19:30

皆さんで


KSP内レストランにて、立食形式での懇親会です。全国各地から集まった仲間たちとしばしの交流をお楽しみ下さい。カジュアルな雰囲気の中、気軽な情報交換の場にもなるはず。日頃の活動を共有しつつ、「共に育ち合う」人脈を広げましょう。

A-1 B-1 D-1 初心者のためのプレイバックシアター

7/17(日) 9:00-12:30

7/17(日) 14:00-17:30
7/18(月・祝) 9:00-12:30
*2日間通しの3コマ連続での継続参加となります。

海野智子
所属 
/ 劇団プレイバックシーズ
 




 


プレイバックシアターに初めて触れる方、体験の浅い方を対象とした2日間通しの分科会です。基本となる理念や手法が紹介されるほか、アクティングやコンダクティングの基礎演習を行います。今回、スクール・オブ・プレイバックシアター日本校のご協力により、この分科会が、コアトレーニングの単位の一部として認定されます。

日常を離れ、右脳の世界で「創造性」を高め、色々な体験を楽しみましょう。

プロフィール


平成10年、初めて静岡市でプレイバックシアターの手法を使った市民向け講座を主催者として開催したことをきっかけに、プレイバックシアターを学ぶこととなった。2000年12月に静岡市で劇団プレイバックシーズを立ち上げ初代代表。2003年にスクールオブプレイバックシアター日本校のリーダーシップを卒業(第2期生)。今後もプレイバックシアターを広めることに力を注ぎたいと考えている。

A-2 動く彫刻を3つ(そのコンダクティング)

7/17(日) 9:00-12:30



東海林 義孝
所属 
/ プレイバックユー
 

 


動く彫刻は、一瞬の気持ちを表現するものです。葛藤を抱えたテラーに、続けて動く彫刻を3本見てもらうことで、癒しの効果がもたらされることがあります。分科会では、1人のテラーに、動く彫刻を連続で3本を行います。そして、その際のコンダクターとして気をつけることについて考えます。まず、1本目の動く彫刻を語り、観る。そして、それを見てどんな気持ちになったか、語り、観る。さらに、それを観て、どんな気持ちになったか、語り、観ます。また、時間があれば、1人のテラーに対して続けてストーリーを3本語ってもらう、ということも挑戦したいと思います。それらの動く彫刻、ストーリーについて、コンダクティングでどんなことに注意する必要があるか、考えます。

プロフィール


1997年からプレイバックシアターを始める。2003年スクールオブプレイバックシアター日本校リーダーシップ卒業。現在、プレイバックユー代表


[担当者さんからのいち押しポイント!]

「「動く彫刻は短い時間に多くのテラーが語ることができます。その動く彫刻を1人が3つ語ることは、特別なことです。その特別なことを体験し、コンダクティングについて考えます。」

 

A-3 忍者ロールの可能性

7/17(日) 9:00-12:30



渡邊美佐子
所属 / 劇団ALLプレイバックシアター
 


プレイバックシアターの初心者が、戸惑う一つに、「忍者ロール」があります。テラーの話を聴いて、登場人物がはっきりしている時は、その役になりきればいいのですが、役が振られていない時、ともすれば、ぼーっと立ちすくんでしまったり、何かしようと頑張りすぎて、邪魔をしてしまうことも。そのようなアクティングをしてしまったとき、テラーや観客だけでなく、深く後悔の念を持ってしまうのが、アクターです。そのようなモヤモヤした気持ちや、あのとき何が出来たんだろう、どうすれば良かったんだろうと、アクティング後に、思った事は、誰だって、一度や二度はあるものです。テラーズアクターをより際立たせるために、何が出来るのか、ストーリーのハートをしっかりと押さえて、より生き生きと、感動的なリアリティのある演技とは、など、プレイバックシアターの可能性に挑戦していきます。この分科会では、事前に知っておけば、役に立つ技術的な事、考え方、テラーの話しの聴き方、アクティングの具体例などを、参加者の皆様とともに、構築していきます。10年以上にわたる海外での公演経験をフルに生かして、みなさまに様々な視点や角度から、お伝えするのを楽しみにしています。

プロフィール


2004年「劇団シアター・ザ・フェンス」に所属後、2006年スクール日本校3期生を卒業し、2007年2月アメリカ、ニューヨーク本校で、創始者ジョナサン・フォックス氏とジョー・サラ氏のパワーアップコース修了。同年3月劇団ALLプレイバックシアター旗揚げ 代表。現在、全国各地の劇団旗揚げに尽力している。日本大会、アジア大会(シンガポール・台湾)、世界大会(ブラジル・カナダ)に参加し、ヨーロッパ大会(ウクライナ)では、国際プレイバックシアターチームとして出演し、地元TVの取材も受ける。


[担当者さんからの一押しコメント!]

「【忍者ロール】とは、忍者の如く素早く必要な時に現れて、主人公のために、重要な役割を果たす存在です。ベテランのわき役がいれば、主人公が素人でも成立する演劇界のように、忍者ロールで、プレイバックの世界を重厚に芸術的に感動を与えます。プレイバックに奥行きを与えたい方にお勧めします。」

A-4 「プレイバックシアターの応用座談会」 ~組織開発での実践例研究

7/17(日) 9:00-12:30


村野秀二

所属 / 株式会社ココペリ 代表パートナー


プレイバックシアターは、その場に集うテラーを含む観客とその場をホールドするコンダクター、ミュージシャン、アクターとが大きなひとつの大きな物語を共有するプロセスでもあります。また、プレイバックシアターを成立させるための諸々のスキルは、組織の生産性を健全に高めることに応用できるものも多々あります。このワークショップは、組織開発にプレイバックシアターを応用した事例を体感しながら、さらにどんな可能性があるかを語らう場です。普段、プレイバックシアターを組織開発に活用している方、活用を模索している方、自分の組織に導入を考えている方、組織開発の新しい手法を模索している方にお集まりいただき、一緒に楽しみながら研究を深めましょう。ここでの出逢いもきっと財産になると思います。いざ、お集まりください。

プロフィール


組織開発/人材開発ファシリテーター。インプロ(即興演劇)の手法を応用した、「ビジネス インプロ トレーニング」シリーズを開発。個性を活かすマネジメントコミュニケーション、互いに踏み込む関係構築、お思い込みを外す思考法、納得と意欲を引き出すリーダーシップなどをテーマに多くの企業での実績を持つ。組織開発/人材開発にプレイバックシアターを応用する「アプライド プレイバックシアター」の研究に取り組んで久しい。スクール オブ プレイバックシアター日本校プラクティショナーコース修了、同リーダーショップコース修了。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

「組織開発の現場」で使った体験者も参加します。生の成功例、失敗例を題材に「より求める結果を出し続ける組織になるために」というテーマで語らいます。プレイバックシアター未経験の方でも、「組織開発」にテーマをお持ちなら、参加できます。プレイバックシアターがどんなものなのかについても、簡単に体験いただくところから始まりますので、ご安心を!

A-5 ヘルスケア分野におけるプレイバックシアター

7/17(日) 9:00-12:30



吉川ひろみ
所属 / 劇団しましま、県立広島大学


この分科会では,看護師,作業療法士,ソーシャルワーカーなど,ヘルスケア分野で働く人々のために,プレイバックシアターをどのように活用できるかを検討します。県立広島大学の教員と近隣のヘルスケア専門職で構成する劇団しましまでは,臨床実習を終えた学生の経験,診療所や病院で直面する倫理的問題,対人援助職を育成する教育のあり方を考える際に,プレイバックシアターを使っています。ヘルスケア分野に関連するテーマで,いくつかのエクササイズを行い,参加者間でストーリーを共有したいと思います。専門職-クライエント関係,専門職間の関係,経営者との関係,専門的見解と個人的見解のギャップ,職業と私生活などが想定されます。最後に,ヘルスケア分野におけるプレイバックシアターの活用について,発展的なディスカッションができることを期待しています。

プロフィール


作業療法士として病院勤務の後,現在県立広島大学保健福祉学部教授。2010年に作業療法とプレイバックシアターの接点を知り,2011年にプレイバッカーズの公演を観た。2012年に,学生や教員を対象としたワークショップを企画。2014年に県立広島大学教員有志による「劇団しましま」を創設し,修行を積んでいる。2015年にモントリオールで開催された世界大会で,ヘルスケア専門職教育におけるプレイバックシアターの活用というテーマで発表した。


[担当者さんからのいち押しポイント!]
「ヘルスケア分野におけるプレイバックシアター」。
担当者さんからのいち押しポイント!⇛医療,介護,福祉など人の健康や生死に関わる分野で,プレイバックシアターをどのように活用できるか,体験しながら探ってみましょう。
理想,悩み,ディレンマなど,参加者間でストーリーを共有したいと思います。」

A-6 無言の場面で形にするプレイバック・コミュニティの夢

~「被抑圧者の演劇」の「イメージシアター」の非言語的展開~


7/17(日) 9:00-12:30


松田裕樹
所属 / 身体でイメージを形にするワークショップ


ボアールが創始した「被抑圧者の演劇」の代表的手法の1つ「イメージシアター」は、思い通りにいかない世の中で、私たちが置かれている「現状」を意識するとともに、「夢」や「願い」をどうすれば実現できるか、探っていくための手法です。ポーズを取っている人たちを並べて静止した状態の「場面」を表現するのが基本です。もともと共通言語がない状況で必要に迫られて生まれた手法で、さまざまな進め方がある中で、非言語的に展開させていくことも可能です。特に、場面を表現する「作者」が、ポーズを取る人たちに言葉では説明しないでポーズだけを与えていくという進め方もあり、「演者」も独自の解釈をしながら場面を展開させていくことになります。言葉を使わない表現の中で、作者の表現・演者の表現・観客の多様な解釈が交錯し、時に誤解も生じながら、言葉を超えて伝わるものもあり、多様性の中で共有されているものが浮き彫りになります。個々人の夢を表現しながら、それが参加者同士の間でいかに共有されているかを明らかにし、それに取り組むこともできます。そのような手法を用い、プレイバックシアターに関心を寄せる人たちの集まりを「コミュニティ」と見立て、そこで共有されている夢にスポットを当て、それを形にするにはどうすればいいのか探っていきます。

「被抑圧者の演劇」では、観客が舞台に上がって役者に成り代わって動く「フォーラムシアター」の方が、イメージが分かりやすく有名かもしれませんが、「イメージシアター」にも独自の魅力があります。

特に今回は言葉を使わず感じたままに動いてもらう部分もあり、そこではダンスに近いような独特の感覚も味わえます。

プロフィール


‘71年生まれ、大阪在住。‘97年に「フィリピン教育演劇協会」の、状況をどう変えていくか探るために演劇を活用するワークショップに出会う。’99,‘01年にカナダで、ブラジル発祥で世界的に実践されている「被抑圧者の演劇」をベースにしたワークショップを体験。‘00年頃から、それまでの体験を基に、独自のワークショップ実践を展開。’13年から肺がんを患い、患者会等の場でも自分のワークショップを活用することが現在の関心事の1つ


[担当者さんからのいち押しポイント!]

プレイバックシアターに関心のある人達が「コミュニティ」として共有する「夢」を、主に「身体」で表現してもらうプログラムです。言葉を極力使わないで「ポーズ」を表現の基本にして、夢の実現の道筋を探ります。

A-7 実践レポート ①②③

7/17(日) 9:00-12:30
*
三つのテーマについて、順番に開催されます。


①自治体によるプレイバックシアター劇団立ち上げ

重石多鶴子
所属 / プレイバックシアターOnce


「プレイバックシアターOnce」は、大分県大分市が子育て支援事業の一環として2011年に開催した「アクター養成講座」の卒業生によって、2012年4月に結成さした団体です。大分市では、子育てに不安や悩みを抱える親を支援するための様々な施策を展開する中、他市にない特色ある事業として、2010年「プレイバックシアターを活用した市民劇団立ち上げ事業」を実施することを企画し、翌年7月から8回の養成講座を実施しました。講座修了生の中で、子育て教室やPTA研修等の場でプレイバックシアターを実践しようという人が劇団員となり、自主的な活動を続けています。私は、市の職員として事業の企画や運営に携わり、市民劇団結成後も一市民として活動に参加している立場から、自治体が育成した劇団の軌跡と今後の展望について発表したいと思います。

プロフィール
プレイバックシアターOnce


プレイバックシアターOnceは2012年4月に子育て支援を目的とする市民劇団としてスタートしました。他のカンパニーとの大きな違いは、自治体がコアトレーニングの講座を開催し、劇団立ち上げ支援を行ったことです。子育て中から70代の人まで幅広い年齢層の団員が、それぞれの立場で社会貢献していることも強みで、年間10数件の受注公演を得ています。地域の子育てサロン、公民館主催講座などの子育て支援分野から、最近では、人権講座や職員研修などの分野に活動を広げているカンパニーです。

②対人援助職教育とプレイバックシアター

各務勝博
所属 / 京都医健専門学校


プレイバックシアターを実践することで、様々な気づき(他者や自己との関係性・経験した出来事に対する振り返り等)や自己肯定感、他者への寛容さなどが育まれます。対人援助を実践していく上人援での重要な要素となり得ると考え、本務校の社会福祉士養成課程において演習授業の中で取り入れています。

プロフィール


立命館大学大学院応用人間科学研究科修士課程修了。同大学院先端総合学術研究科博士後期課程在学中。京都医健専門学校社会福祉科教務主任。京都文教大学非常勤講師。京都プレイバックシアター代表。演劇ユニット「京都怪演隊」代表。大阪府立金剛コロニー支援員を経て、社会福祉法人京都福祉サービス協会にて事業部長を務めていた時代に、現任研修や新人研修でPTを用いる。現在、社会福祉士養成の演習授業でPTを活用している。


[担当者さんからの一押しコメント!]

プレイバックシアターと援助場面を想定した創作劇の作成を組み合わせたプログラムにより、ソーシャルワーカーの育成を行っています。教育や対人援助、演劇に関わっている方だけでなく、興味を持たれた方はぜひご参加ください。

③プレイバック・シアターを用いた構成的グループアプローチ ―教育領域での心理的検討―

 

久米喜代美
所属 / 桜美林大学 加齢・発達研究所


グループアプローチは、個人間のコミュニケーションと、対人関係の発展と改善を図る心理教育的な援助活動です。自己の成長や対人関係の改善につながるグループアプローチは、教育、福祉、カウンセリング、産業、医療などの幅広い分野で活発に実施されています。今回の報告は、教育領域でプレイバック・シアターの「ストーリー」まで実施したグループと、「ストーリー」に至るまでのウォーミングアップを活用して、コミュニケーション力の本質的な部分である人間関係力を高めることを目的にしたグループに、それぞれ前後で心理尺度を用いて統計処理を行った結果について報告します。さらに、教育領域の中では学生同士の関係は継続され、授業という強制力をもつ環境の中で、プレイバック・シアター本来の「ストーリー」を展開するにはいくつかの課題も検討したいと思います。

プロフィール


1997年にプレイバック・シアターの舞台で衝撃を受ける。その後、各カンパニーのワークショップに参加、松本恵子主催のスペース友遊で活動、羽地朝和らと共にNPO法人プレイバック・シアターらしんばんを立ち上げる。2012年まで監事や理事を担当する。桜美林大学加齢発達研究所所属、教育領域で非常勤講師として活動。また、独立行政法人でメンタルヘルスカウンセラー、ヨーガ講師、からだからアプローチする健康心理講座を指導している。

B-2 ステージを輝かせるミュージシャン

7/17(日) 14:00-17:30

柳川比呂子
所属 / Project Knock On


どうやったら テラーとオーディエンスに響くパフォーマンスが出来るか。その答えの一つがミュージシャンにあります。①アクターと息を合わせ②イメージを膨らませ③効果音と音楽をしっかりと効かせる。体験して探して行きましょう。

プロフィール


私は、高校大学とエレクトーンのコンクールで数々の賞を頂き、作曲と演奏を得意として来ました。結婚し、幾度となく転勤をし、子育てをしながら感じるところが多々あり、家族相談士の資格を取得しました。そして家族相談士の研修でプレイバックシアターに出逢い、その場で繰り広げられるステージに「私の生きる道をみつけた!」と感じました。素晴らしい仲間と共にPTを生きて来た私は、あらためてミュージシャンを見詰め直します。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

「プレイバックシアターを愛し、どうしたら音はステージを輝かせるか」を真剣に考えている方へのワークショップです。ミュージシャンが音・音楽・アクターとの息合わせ・イメージを膨らませるという4点を叶えると、頂いたストーリーは輝きます。音の世界でステージを輝かせたいあなたのご参加をお待ちしています。

B-3 アクティングスキルの向上

~インプロ(即興劇)・コンテンポラリーダンスの英知から~


7/17(日) 14:00-17:30

久保田智之
所属 / 
fluc-flat (フラクフラット)


アクティングスキルの向上を目的としたトレーニングワークショップです。本ワークショップでは、プレイバックシアターの芸術性を高めるために必須となる、身体表現や「役」の見せ方について、プレイバックシアターの周辺領域である、インプロやコンテンポラリーダンスのテクニックを用いた、効果的な練習方法をご紹介します。当日は、アクターに必須な身体性と芸術性を2本の柱として、ワークを展開していきます。自分自身の動きや表現の癖に気づくワークや、特殊な舞台装置を用いた「役の関係性」からストーリーのエッセンスを浮かび上がらせるワークなど、2015年モントリオールで開かれた世界大会でシェアされたワークも実施し、「ワーク体験」→「振り返り」のプロセスを通して、参加者の気づきを促しながら進めていく予定です。本ワークショップでは、トレーニングのシリアスさというよりはむしろユーモアの溢れた空間の中で、アクターの身体性、芸術性を高めながら、「台詞に頼らないアクティング」を手に入れることを目的としています。プレイバックシアターのアクティング経験のある方、カンパニーの練習を仕切る立場の方など、アクティングスキルの向上に興味のある方の参加を歓迎します。

プロフィール


スクールオブプレイバックシアター日本校リーダーシップ5期生、臨床心理士、fluc-flat (フラクフラット)代表大学より演劇をはじめ、自己表現の魅力に出会う。2004年より世界5か国の被災地や紛争地域で表現ワークショップを展開。UNHCRなどの国連機関から助成を受けるなど高い評価を受ける。帰国後、2014年より'子どもから大人まで一緒に参加できる''ユーモアあふれる'プレイバックシアターワークショップを開催中。


[担当者さんからの一押しコメント!]

プレイバックシアターに出会ったあのころ。ドキドキしながら、人前で初めて演じた。テラーの喜ぶ笑顔に心が躍った。経験を重ね、憧れのアクターに出会った。舞台上で、観客席で自分もあんな風に演じられたらと願った。向上心に溢れたプレイバック人のみなさま。テラーも観客も、アクター自身も幸せになるために共にアクティングスキルを磨いていきましょう!

B-4 公開パフォーマンス観覧Ⅰ/Ⅱ 

7/17(日) 9:00-12:30
*ふたつのテーマについて、順番に開催されます。


Ⅰこどもの多様性を認め合う社会へ ~小学校教員と児童への実践報告~

こころの木


こころの木は「子どもと生きる」をテーマに活動を展開する非営利団体です。教育、心理、芸術、癒者(ヒーラー)など、様々な分野で活動するメンバーが集まり、研究会やいくつかのプロジェクトを展開しています。中でもプレイバックシアターのプロジェクトは、会の創設時から活動のベースになるものです。一年間WSを開催してきた中で、会の理念に賛同するメンバーが集まりプロジェクトチームを立ち上げました。2014年から逗子市立小坪小学校5年生二クラスにて、子ども向けのパフォーマンスを実施。子どもへ提供する準備として、教員向けのプレイバックシアターWS開催が決定、学校向けプロジェクト始動。初年度に好評を得て、次年度は文部省の助成金を申請、予算を確保。子ども向けWS2クラス×2日間を実施。教員向けWSも別途開催。以上の実践の中から、教員や保護者が子どもを想う人としてつながり、お互いの立場を超えて、違いを認め合い、多様性を受け入れ合えるような繋がりとその可能性についてレポートします。

プロフィール


「子どもと生きる」をミッションに、神奈川県湘南地区で活動するコミュニティ。メンバーは教育、心理、芸術など、各専門分野で活動しつつ、「こころの木」のプロジェクトに参加しています。プレイバックシアターのプロジェクトでは、小学校教員向けWS、小学校、高校での出前授業を実施。子どもと一緒のプレイバックシアターWS、自主公演などを不定期で開催。

Ⅱ高校教育現場における プレイバックシアターの実践報告と成果発表

秋山耕太郎
所属 / クラーク記念国際高等学校 プレイバックシアターゼミ教員
劇団プレイバッカーズ


高校生へプレイバックシアターを二年半指導してきた「プレイバックシアターゼミ」での活動報告と成果発表を行います。クラーク高校では独自の教育システムでキャリア教育の一環としてバラエティあるゼミ授業が展開されているのですが、その一つ「プレイバックシアターゼミ」は毎年生徒から人気のゼミで、近隣の小学校に公演に行くなど実践的な活動を行っています。25~30名の高校生に毎週二時間、実践授業を行い、高校生の表現力を育成しています。今回は、高校生へプレイバックシアターを教える意義や指導法などを紹介し、成果発表を行います。また授業の中で新たに生まれたプレイバックレッスンを実際のゼミ生徒も参加して発表します。教育現場でプレイバックシアターがどのような効果をもたらすのか、通年指導するにあたりどのような工夫をし、活動成果があがったのかを発表します。後半には高校生のパフォーマンスも行い、新スタイルパフォーマンス「プレイバックサラウンド」など高校生と生み出した新境地の表現を参加者のみなさまへお届けします。

プロフィール


クラーク記念国際高等学校プレイバックシアターゼミの担当教員・秋山耕太郎とゼミ生徒がゼミ活動の実践報告と成果発表を行います。クラーク記念国際高等学校では、生徒の個性と可能性を広げる独自の教育システムを行っており、「好き」や「得意」を伸ばす授業として実施しているゼミ活動も特色の一つです。20種類あるゼミの中にプレイバックシアターゼミがあり、1学年~3学年まで合わせて30名が受講しています。毎週1時間半、学年の枠を越えてプレイバックシアターを学び、お互いの交流を重ね絆を深めています。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

プレイバックシアターゼミでは毎週お互いの体験を語り演じ合ったり、外部施設で公演をしたりし表現力とコミュニケーション力を養っています。高校生が発表する活動報告とパフォーマンスは、プレイバック界に新風を吹かせます!

B-5 公開パフォーマンス観覧 みんなで観自在即興演劇のワークショップ


7/17(日) 14:00-17:30

中谷達典
所属 / 「無音」シアター


誰もが個性豊かでユニークな存在として尊重され、同時に似たり寄ったりな存在としてお互いに共感しあう場を開きます。また、「プレイバックシアターで内側から元気になる」をテーマに、はじめてプレイバックシアターに触れる方にも語る人、聞く人、観る人、演じる人の体験を通して、いつの間にかプレイバックシアターのアクターが出来るようになるワークショップ+パフォーマンスです。 ファシリテーターは、3年連続して奈良芸術際でワークショップを開催する「無音」シアターメンバーが入れ替わり立ち代り勤めさせていただき、事前にある程度のプログラムを計画しながらも、その場の必然に応じて即興で展開させていただきます。プログラムは、①ゆるむ、②ひらく、③ひろがる、の三部構成です。①ゆるむでは、ファシリテーターが参加者の居所を聞かせていただきながら身体をほぐすワークを行ないます。②ひらくでは、参加者がグループになってお互いの気持ちや物語を聞かせていただきながら、身体使って動きや声で自由に表現することに挑戦していただきます。最後に③ひろがるでは、パフォーマンス形式で、その場に起こることを観て聞いて感じてください。

プロフィール


2011年、橋本久仁彦氏のプロデュースで「無音」プレイバックシアターを結成。2012年よりほぼ毎月、大阪市を中心に定期的にパフォーマンスを開催しています。「無音」というカンパニー名は、「音は音を聞くことができず、すべての音を聞くことができるのは無音だけ」という高落伸氏の言葉からいただき、自分という境界を無くして聞かせていただくことが人間の無限の可能性を開くという思いに基づいて活動しています。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

ハートを開いてハラに聞かせていただきアクターの感覚知覚に従って表現します。オーソドックスなプレイバックシアターではありませんが、テラーの内面がモニター画面として現れます。

B-6 公開パフォーマンス観覧 インプロ体験とパフォーマンス


7/17(日) 14:00-17:30


島崎真弓
所属 : LongForm Project / neo garage kid.


インプロは、お客様から頂く小さなアイディアから、想像力を使って物語を紡いでいく演劇です。その中でも特にロングフォームは物語性が強いスタイルなので、同じくストーリーを語るプレイバックシアターとの親和性が高いのではないかと考えます。近しいけれど異なる性質を持つインプロ/ロングフォームの体験を通じて「物語る」ことを、改めて見つめてみましょう。

プロフィール


LongForm Project / neo garage kid. 主宰。高校時代より小劇場にて俳優として活動。主宰ユニットneo garage kid.では、作・演出も担当。1999年よりインプロでのパフォーマンスを開始。2007年にロングフォーム(即興で創る長編物語)の上演を目的としたユニット「LongForm Project」を立ち上げ。現在も「台本のある芝居」と「台本のない即興」を両輪として活動を続ける。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

同じ即興でありつつ、異なる性質を持つインプロ(即興演劇)の手法を使って、「物語る」ことを深めていきます。その場で起こっていることを感じ、「そこから」はじめていくこと。それぞれのアイディアを共有すること。互いに関わり合いながら、イメージを広げていくこと。そんなインプロの基礎的な部分から、物語のテーマ、シーンのエッセンスを抽出していくこと、またそれを全体として表現していくことなど、物語を紡いでいくための方法を体験します。「物語」の様々な在り方を探っていきましょう。

C-1 ミニパフォーマンス観覧 「決断」


7/17(日) 19:30-21:00

スクールオブプレイバックシアター日本校、リーダーシップ5期


私たちは、スクールオブプレイバックシアター日本校、リーダーシップ5期(通称L5)のメンバー14名です。北は北海道、南は大分から集い、1年をかけて、プレイバックシアターを学び合った仲間です。私たちは、それぞれに志、目標を持ち、全国各地で活動をしています。所属、活動形態はさまざまですが、相互に励まし、支え合いながら、「L5」として歩んでいます。心の中には、いつもみんながいる、そんな気持ちを抱き合うファミリーです。 そんな私たちが、この日本大会で力を合わせてパフォーマンスに臨みます。築き上げた信頼、多様なバックグラウンドを活かして、みなさまと心に染み入る時間を分かち合いたいと思っています。私たちは、リーダーシップコースという山を登る決断をしました。くじけそうな時にも励まし合い、歩み続ける決断をしました。そして、卒業をして、各々の場所で実践し続ける決断をしています。あなたは、これまでに、どんな「決断」をしてきましたか?進路、仕事、結婚、転居、出産、離別。さまざまな場面で、意を決する場面があったことでしょう。「その時、どんな気持ちでしたか?」「そのことを振り返ってみて、今どんな気持ちですか?」あなたが、人生において、本気で向き合ったその瞬間を、L5一同、全身全霊で演じます。

プロフィール


スクールオブプレイバックシアター日本校のリーダーシップコースにて、全国各地から集い、1年間プレイバックシアターを学び合った仲間14名。30代~60代のメンバーが、教育、子育て支援、組織開発など、それぞれの分野で、プレイバックシアターを活用しながら、個人や組織の可能性を広げるお手伝いをしている。その場に集う人々を大切に思い、ストーリーに真摯に耳を傾けながら、癒し、共感、つながりを生み出している。


[担当者さんからの一押しコメント!]

パフォーマンスに向けて、先日稽古をしました。各地に散らばる仲間が集い、それぞれの「決断」のストーリーを味わいました。日々の小さな決断もあれば、人生を変えた大きな決断もある。よかったと思う決断もあれば、後悔している決断もある。「決断」というテーマを通じて、それぞれの人生のストーリーを分かち合う時間を過ごしましょう。お待ちしています^^

C-2 ミニパフォーマンス観覧 「あなたのキャリアデザインとは」


7/17(日) 19:30-21:00


劇団名古屋プレイバックシアター
劇団ALLプレイバックシアター
劇団ええやん


旗揚げ当初から、一貫して「キャリアデザイン」に取り組んでいます。わたしたちは、今、激動の社会に生きています。これまでの当たり前が、すでに当たり前でなくなっていて、誰もが混沌とした、手探りで人生を生きている時代です。いい学校に進学して、いい大学を卒業して、いい企業に就職をして、という右肩上がりの経済成長を続けていた昭和の幻想は、とっくの昔に崩壊しています。さて、このような指針が崩れ去った今、一人一人が、「たった一度の自分の人生とは?」と考え始めています。今回の3劇団合同のパフォーマンスと言う形式もまた、これまでにない既存を打ち壊すやり方です。

プロフィール


3劇団合同パフォーマンス

 名古屋プレイバックシアター「キャリアアップとスキルアップを支援しているNPO法人の一員としてキャリアに関することをテーマの中心に活動。2005年11月13日旗揚げ公演。プレイバックシアターで、愛と平和の世界を。」

 劇団ALLプレイバックシアター「自分の人生を肯定し、価値ある存在であると気づき、生きる歓びを味わってほしいと願い、2007年3月2日旗揚げ公演以来7年間、毎月定期公演や以来公演を重ね、現在はワークショップを中心に活動。」

 劇団プレイバックシアターええやん「女性のためのプレイバックシアター公民館講座から、2014年12月6日旗揚げ公演、地域に根付いた活動。」



[担当者さんからの一押しポイント!]

私たちは、名古屋と大阪を往き来しながら、お稽古を積み重ねてきました。3劇団混合チームならではの色合いになります。ミュージシャンが2人というのも大きな特徴ですね(*^^*)

 

キャリアという人間ドラマをテーマにプレイバックします(*^^*)

 

C-3 ミニパフォーマンス観覧 「幽玄の舞」


7/17(日) 19:30-21:00

[定員]にて締め切らせて頂きました

The Grace


そこには、どんな世界が拡がるのか。それは、あなたご自身で経験いただくもの・・・。語られるストーリー。その言(こと)の音(ね)の深淵に流れゆくものは、古(いにしえ)の時代から脈々と想い紡がれ続けた、わたくしたちの祖先からの言伝(ことづて)なのかも知れません・・・。 

わたくしたちGraceは、お話を語られるみなさまの心の奥深くにひっそりと佇む、言葉に表すことさえも難しいようなお気持ちのひとつひとつを、大切にお預かりし、全身全霊を込めて、言葉によることのない表現をさせていただき、みなさまの心の中へお返ししてゆくという方法で、パフォーマンスを行います。それは、まるで、舞を舞っているかのように見えるかもしれません。それを受け留めるそれぞれが描く心像のまま、ただただご覧いただければと思っています。大切なのは、みなさまの声にならないくらい小さなお気持ちのおひとつおひとつであるということ・・・。いつもとは少し違った、幽玄の世界のプレイバックシアター。みなさまとご一緒できることを切に願っております。

※「幽玄」とは・・・ここでは、「言葉に表れない、深くほのかな余情」のことをいいます。

プロフィール


The Graceは、2010年4月、三重県で産声をあげました。何度かのワークショップを実施しながら実績を積み重ね、2014年11月、初の自主公演を名古屋市内にて開催。その後も少人数の参加者を対象としたワークショップ、パフォーマンスなどを行い、草の根的な活動を実施し続けております。2015年からは全国各地へ赴き、パフォーマンスを実施。ご家族単位で、お友達どうしの集まりで、大切な方のお祝いや偲ぶ時間など、ご要望に沿った形態でのご提供をさせていただいております。

C-4 ミニパフォーマンス観覧 「分かち合い」


7/17(日) 19:30-21:00

ザ!インスタント・カフェ


9年間「プレイバック・カフェ(ワークショップ)」を続けて来た今井美佐穂が声をかけ、この日のために各地から集まった即席メンバーでお届けする、アットホームなパフォーマンスです。
カフェのようなあたたかくてほっこりした時間を、共に楽しみ、味わい、今この瞬間を!皆さんと分かち合いたいと思っています。

今宵限りのプレイバックを、どうぞお楽しみください。

プロフィール


即席メンバーでお届けする、パフォーマンス。

みーちゃんとゆかいな仲間たちによる即席チーム!


2011年、震災で中止となった日本大会の当時大会委員長をされていた今井美佐穂さんが、17日のミニパフォーマンス観覧にて、パフォーマンスをして頂けることになりました。

*すでに他のミニパフォーマンス観覧を選択されお申込みされた方でも、変更は可能ですので、その際はお手数ですが大会までご連絡頂くようお願い致します。

ご本人からのコメントをお預かりしました。

「2011年、震災のため日本大会が中止となり、これまでいろんな気持ちを心の底に沈めてきました。しかし、熊本震災をきっかけに、「垣根を越えてつながりたい。みんなでプレイバックを味わいたい。そんな機会を作りたい。」という当初の想いに気付き、参加のお願いをいたしました」

C-5 ミニパフォーマンス観覧 「阿修羅」を演ずる


7/17(日) 19:30-21:00

リトルボックス


「阿修羅」を演ずるのが今回のテーマ。英語名だと「ASHURA」。

奈良・興福寺の三面立像阿修羅像がパフォーマンスのヒントです。

三面は左から右、そして中央へと移行していきますが、それぞれの表情が異なっています。その意味は青少年期の心の成長の軌跡であるという説があります。

私たちの「ASHURA」の演じ方は、私たちなりのとらえ方にしかすぎません。パフォーマンスの中で、さまざまなアイディアをみなさんからいただくのが目的です。

プロフィール


2002年結成。年一回秋に川口市にて公演開催中。リーダーはりんさん。メンバーは男性・女性が半々。

パフォーマンス活動の目的は、東京の北部から埼玉にかけての地域に根差すこと。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

                           <メイド・インJapan“ASHURA(阿修羅)”>  

                                ~三つの表情が心を写しだす~

国宝阿修羅像は青年期の心の成長を三つの表情で表していると言います。

私達は阿修羅をモチーフに、人の内面の成長・複雑模様を表現します。

D-2 震災とプレイバックシアター


7/18(月・祝) 9:00-12:30

小林京子


私がプレイバックシアターに出会ってから、20年が経ちます。その間、プレイバックシアターの知識ゼロからスタートして、様々な方達と様々な場面でプレイバックシアターの活動を繰り広げて来ました。カンパニーを休止してからはプレイバックシアターそのものを実施する機会は少なくなりました。しかし身に着いたプレイバックシアターのスキルは貴重な財産。

「東北、そしてその後も続いている大地震・・・。その状況下でプレイバックシアターをどのように「生かしたか」そして「生かせるのか」を実例を用いてお伝えします。インタビュー してきた被災者のストーリーや参加者の気持ち等を題材に悲惨な場面をどのようにアクティングしていくかを共に考えていきたいと思います。」

プロフィール


1991年プレイバックシアターと出会う。1996年にニューヨークの プレイバックシアタースクールを卒業。1999年に発足したプレイバックシアターSOZO座で、パフォーマンスを前面に出した公演を実施。障害者施設や、小、中、高校での授業、求職者・起業家支援のプログラム、過疎地域の活性化プロジェクトなどで継続的なワークショップを開催。2011年にカンパニーを休止し、現在に至る。


[担当者さんからの一押しコメント!]

「2011年から大震災に向かい活動してきた内容をお伝えし、東北各地でインタビューした声もお届けします。未曾有の大災害にプレイバックシアターができることは?大災害のストーリーをどうアクティングするかを実際にやってみます。」

D-3 「世界一ゆる~~~い憲法のお勉強」

~演劇メソッドで体感。プレイバック・シアターで思いをシェア。~


7/18(月・祝) 9:00-12:30


中家八千代
所属:プレイバック・シアター tomorrow/ともろう。


最近ではメディアで、「違憲」「改憲」「護憲」などと、よく取り上げられ、若者やママさんなども、興味を持ち始めて、動き始めています。それでも、多くの人々は、正直、「憲法のことよく知らないんです(汗)」状態のようです。そんな方が入り口として、憲法にふれるワークショップです。ゲームやアクションメソッドを通して、民主主義や立憲主義を体感します。日本国憲法の条例で、即興劇にします。そして・・・自分と憲法の関わりを感じ、考えていただけたら・・・と思っています.

プロフィール


プレイバック・シアター tomorrow/ともろう代表。1997年秋にプレイバック・シアターに出逢う。羽地朝和氏の元で、プレイバック・シアターの実践に研鑽する。2014年、一念発起で、カンパニーを立ち上げる。月一度のワークショップ「よりみちプレイバック・シアター」は2005年4月から欠かさず実施している。スクールオブ・プレイバックシアター日本校2003年卒業。日本政策学校 3期終了 現在オブザーバー


[担当者さんからの一押しコメント]

「改憲」or「護憲」と憲法改正に向けての世論が騒がしい昨今。しかし、その前に、私たちは憲法についてどれくらい知っているのでしょうか?「憲法って、何?」くらいの中高生や今まで興味を持たないで生きてきた大人の方に向けて、憲法に興味を持ってもらう入り口となるワークショップです。まず「日本国憲法」を覗いてみましょう。そして、「自分と憲法」「今後の憲法」について、ゲームや即興劇、プレイバック・シアターを通して考えていただけるように企画しています。憲法初心者の方、是非!!(*主催者からのイデオロギーの押しつけはありません!)

D-4 「プレイバックシアターの源流を探る」

-サイコドラマによるワークショップ-


7/18(月・祝) 9:00-12:30
[定員により締め切らせて頂きました
]

櫻井靖史
所属:
東京サイコドラマ協会、IPTN、 プロジェクトノッコン、Playback Theatre Community


芸術だといいながら、ソーシャル・チェンジというジョナサン・フォックスのプレイバックシアター。セラピー、治療だといいながら、社会変革や平和をそれで目指したJ.L.モレノ。基盤となる考え方が正反対なところすらある2つの手法が、実はきわめて近い動機から生まれてきていることをご存知だろうか?プレイバックシアターの歴史を追体験することは、プレイバックをする人にとても意味のあることだと思います。ストーリーは1921年のウィーンの劇場に始まるだろうか。それとも、街のこどもたちと遊んだ公園か。ソシオドラマを織り交ぜながら、100年を3時間余りで駆け抜けます。体験したあなたは、もしかしたら帰られてから、ご自身のプレイバックの中で、なぜそのように演じるのか、リチュアルはなぜあるのか、舞台とはなんなのか、自分のプレイバックがよく見えるようになるでしょう。より洞察的な眼を育てたい方、ご参加ください。

プロフィール


新卒入社したICT企業の研究所で時分の創造性の欠如を痛感し、創造性をキーワードにサイコドラマにたどり着く。サイコドラマを学び始めて間もなく、プレイバックシアターに出会う。翌年米国赴任となり、ニューヨークでジョナサン・フォックスらから双方のトレーニングを受ける。その後も渡米して双方を学ぶ中で、宗像佳代らとプレイバッカーズ設立。その後、プレイバックシアターの国際団体IPTNの理事を2期8年務める。内、4年間はアジア発のヴァイス・プレジデントとして世界のプレイバックに貢献。現在、東京サイコドラマ協会理事、認定サイドドラマディレクター、IPTNプレイバックシアタープラクティショナー、プロジェクト・ノッコン所属。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

プレイバックシアターとサイコドラマというまったく基本的な考え方の違う2つの手法がその出自を同じくすることをご存知でしょうか。プレイバックやソシオドラマの手法を使ってその生い立ちを探ってみましょう。

 

D-5 「感情のパレット」が浮かび上がる

~The Rasaboxes Exerciseを用いた アクタートレーニング~


7/18(月・祝) 9:00-12:30

[定員]にて締め切らせて頂きました

高橋直裕
所属: 
Jack Out the Box


「●●の感情をうまく表現できなかったんだよね。」プレイバックシアターのアクターとして、感情と表現に関する課題を感じたことはないだろうか。ストーリーが終わって、感情を十分に表現しきれなかったと思い返すことはないだろうか。では、どうしたらよりスムーズに、豊かな感情表現を実現していけるのだろうか。The Rasaboxes Exerciseは、感情と表現の双方を統合的なアプローチでつなげる手法だ。8つの象徴的な感情のボックス。そこには白いキャンバスと色とりどりのクレヨンが用意されている。それぞれの感情につながるイメージや言葉たちを心の赴くままに描き、それらをムーブメントなどの身体表現を通して味わっていく。「普段この感情はよく味わっているな」「この感情はあまり馴染みが無いかもしれない」8つのボックスを行き来するうちに、自分自身の「感情のパレット」が徐々に浮かび上がってくる。豊かさや多様さ。複雑さや繊細さ。そして何より、その人らしさが表れる「感情のパレット」。それは、プレイバックシアターのアクターとして拠り所となる最高のツールだ。自分で味わったことがあり、使いこなせる感情やストーリーを自覚すればするほど、そのパレットはより幅広く奥深い感情で彩られていく。本ワークショップを通じて、自分だけの「感情のパレット」を浮かび上がらせ、さらに豊かな感情表現を実現していこう。

プロフィール


「Jack Out the Box」は、「劇場空間での表現が、その空間を超えて日常へと羽ばたいていく」そんな思いが込められた、Jack in the box(びっくり箱)からの造語。東京都内で3ヶ月に1度、半日のワークショップを開催し、幅広い参加者と共に表現に親しみながら、最後には全員でストーリーを味わっている。初めての方も安心な場で表現を楽しむことができ、また経験がある方にも新しい視点を提供している。主催:高橋直裕。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

言葉や絵、色や体の動きなど、さまざまな角度から、自分を感じてみましょう。また、仲間のエネルギーを感じることで、その場に流れる気持ちの彩りと豊かさを感じられるでしょう。世界で俳優トレーニングに用いられる手法を体験しながら、自分と仲間の広がりを味わいましょう。

D-6 表現セラピーワークショップ

「みんな違って、みんな良い!私らしさを感じてみよう!!」


7/18(月・祝) 9:00-12:30

鈴木安希子
所属: 
安希カウンセリング事務所


表現セラピーは、来談者中心療法のカール・ロジャースの愛娘であるナタリー・ロジャースがまとめたパーソンセンタード表現アートセラピーをもとにした、安希カウンセリング事務所のオリジナルの芸術療法です。あなたの直感・ひらめきに従い、ひとつのアートや表現から、次の別の表現へとつなげてゆきます。(色や線・造形・ムーブメント・身体表現・イメージワーク・音や声、リズム、詩や物語づくりなどなど)ワークショップでは、リラックスした創作のプロセスの中で、優しく、おおらかに自分を感じ、ほかの人々とも、分かち合います。ほんわかしたり、笑いあったり、じんわり微笑み合えるような時間を過ごしていただければと思います。参加者同士で語りあうことで、ご自身の表現の意味やメッセージを感じたり、感情を味わうことで、心をゼロリセットしたり、時に新たな気づきをえることもできます。もしかすると、私らしくいながら、周りの人々のことも受け入れ、心地よく過ごせるためのヒントや、ありたい私の姿も見つかるかもしれません。

プロフィール


医薬品会社にて、営業を経て、医療機関の研修講師として、丸13年勤務。家族のアルコール依存の問題もあり、会社で働きながら、カウンセリング、コーチング、表現アートセラピー、プレイバック・シアター、SSTを学び、2003年独立。精神科での集団療法や、アルコール薬物依存回復施設で、表現セラピー提供する。2006年より、依存症と共依存、アダルトチルドレンの個人セッションを行う。また、人間関係回復の講座・ワークショップも展開する。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

アート・身体表現・イメージワーク・声や音・リズム、詩や物語など、ひとつの表現をさまざまな表現につなげてゆくことで、 直感やひらめき、感性が刺激され、思いもかけないあなたの創造力が引き出されます