A-5 ヘルスケア分野におけるプレイバックシアター

7/17(日) 9:00-12:30



吉川ひろみ
所属 / 劇団しましま、県立広島大学


この分科会では,看護師,作業療法士,ソーシャルワーカーなど,ヘルスケア分野で働く人々のために,プレイバックシアターをどのように活用できるかを検討します。県立広島大学の教員と近隣のヘルスケア専門職で構成する劇団しましまでは,臨床実習を終えた学生の経験,診療所や病院で直面する倫理的問題,対人援助職を育成する教育のあり方を考える際に,プレイバックシアターを使っています。ヘルスケア分野に関連するテーマで,いくつかのエクササイズを行い,参加者間でストーリーを共有したいと思います。専門職-クライエント関係,専門職間の関係,経営者との関係,専門的見解と個人的見解のギャップ,職業と私生活などが想定されます。最後に,ヘルスケア分野におけるプレイバックシアターの活用について,発展的なディスカッションができることを期待しています。

プロフィール


作業療法士として病院勤務の後,現在県立広島大学保健福祉学部教授。2010年に作業療法とプレイバックシアターの接点を知り,2011年にプレイバッカーズの公演を観た。2012年に,学生や教員を対象としたワークショップを企画。2014年に県立広島大学教員有志による「劇団しましま」を創設し,修行を積んでいる。2015年にモントリオールで開催された世界大会で,ヘルスケア専門職教育におけるプレイバックシアターの活用というテーマで発表した。


[担当者さんからのいち押しポイント!]
「ヘルスケア分野におけるプレイバックシアター」。
担当者さんからのいち押しポイント!⇛医療,介護,福祉など人の健康や生死に関わる分野で,プレイバックシアターをどのように活用できるか,体験しながら探ってみましょう。
理想,悩み,ディレンマなど,参加者間でストーリーを共有したいと思います。」