B-4 公開パフォーマンス観覧Ⅰ/Ⅱ 

7/17(日) 9:00-12:30
*ふたつのテーマについて、順番に開催されます。


Ⅰこどもの多様性を認め合う社会へ ~小学校教員と児童への実践報告~

こころの木


こころの木は「子どもと生きる」をテーマに活動を展開する非営利団体です。教育、心理、芸術、癒者(ヒーラー)など、様々な分野で活動するメンバーが集まり、研究会やいくつかのプロジェクトを展開しています。中でもプレイバックシアターのプロジェクトは、会の創設時から活動のベースになるものです。一年間WSを開催してきた中で、会の理念に賛同するメンバーが集まりプロジェクトチームを立ち上げました。2014年から逗子市立小坪小学校5年生二クラスにて、子ども向けのパフォーマンスを実施。子どもへ提供する準備として、教員向けのプレイバックシアターWS開催が決定、学校向けプロジェクト始動。初年度に好評を得て、次年度は文部省の助成金を申請、予算を確保。子ども向けWS2クラス×2日間を実施。教員向けWSも別途開催。以上の実践の中から、教員や保護者が子どもを想う人としてつながり、お互いの立場を超えて、違いを認め合い、多様性を受け入れ合えるような繋がりとその可能性についてレポートします。

プロフィール


「子どもと生きる」をミッションに、神奈川県湘南地区で活動するコミュニティ。メンバーは教育、心理、芸術など、各専門分野で活動しつつ、「こころの木」のプロジェクトに参加しています。プレイバックシアターのプロジェクトでは、小学校教員向けWS、小学校、高校での出前授業を実施。子どもと一緒のプレイバックシアターWS、自主公演などを不定期で開催。

Ⅱ高校教育現場における プレイバックシアターの実践報告と成果発表

秋山耕太郎
所属 / クラーク記念国際高等学校 プレイバックシアターゼミ教員
劇団プレイバッカーズ


高校生へプレイバックシアターを二年半指導してきた「プレイバックシアターゼミ」での活動報告と成果発表を行います。クラーク高校では独自の教育システムでキャリア教育の一環としてバラエティあるゼミ授業が展開されているのですが、その一つ「プレイバックシアターゼミ」は毎年生徒から人気のゼミで、近隣の小学校に公演に行くなど実践的な活動を行っています。25~30名の高校生に毎週二時間、実践授業を行い、高校生の表現力を育成しています。今回は、高校生へプレイバックシアターを教える意義や指導法などを紹介し、成果発表を行います。また授業の中で新たに生まれたプレイバックレッスンを実際のゼミ生徒も参加して発表します。教育現場でプレイバックシアターがどのような効果をもたらすのか、通年指導するにあたりどのような工夫をし、活動成果があがったのかを発表します。後半には高校生のパフォーマンスも行い、新スタイルパフォーマンス「プレイバックサラウンド」など高校生と生み出した新境地の表現を参加者のみなさまへお届けします。

プロフィール


クラーク記念国際高等学校プレイバックシアターゼミの担当教員・秋山耕太郎とゼミ生徒がゼミ活動の実践報告と成果発表を行います。クラーク記念国際高等学校では、生徒の個性と可能性を広げる独自の教育システムを行っており、「好き」や「得意」を伸ばす授業として実施しているゼミ活動も特色の一つです。20種類あるゼミの中にプレイバックシアターゼミがあり、1学年~3学年まで合わせて30名が受講しています。毎週1時間半、学年の枠を越えてプレイバックシアターを学び、お互いの交流を重ね絆を深めています。


[担当者さんからのいち押しポイント!]

プレイバックシアターゼミでは毎週お互いの体験を語り演じ合ったり、外部施設で公演をしたりし表現力とコミュニケーション力を養っています。高校生が発表する活動報告とパフォーマンスは、プレイバック界に新風を吹かせます!