A-3 忍者ロールの可能性

7/17(日) 9:00-12:30



渡邊美佐子
所属 / 劇団ALLプレイバックシアター
 


プレイバックシアターの初心者が、戸惑う一つに、「忍者ロール」があります。テラーの話を聴いて、登場人物がはっきりしている時は、その役になりきればいいのですが、役が振られていない時、ともすれば、ぼーっと立ちすくんでしまったり、何かしようと頑張りすぎて、邪魔をしてしまうことも。そのようなアクティングをしてしまったとき、テラーや観客だけでなく、深く後悔の念を持ってしまうのが、アクターです。そのようなモヤモヤした気持ちや、あのとき何が出来たんだろう、どうすれば良かったんだろうと、アクティング後に、思った事は、誰だって、一度や二度はあるものです。テラーズアクターをより際立たせるために、何が出来るのか、ストーリーのハートをしっかりと押さえて、より生き生きと、感動的なリアリティのある演技とは、など、プレイバックシアターの可能性に挑戦していきます。この分科会では、事前に知っておけば、役に立つ技術的な事、考え方、テラーの話しの聴き方、アクティングの具体例などを、参加者の皆様とともに、構築していきます。10年以上にわたる海外での公演経験をフルに生かして、みなさまに様々な視点や角度から、お伝えするのを楽しみにしています。

プロフィール


2004年「劇団シアター・ザ・フェンス」に所属後、2006年スクール日本校3期生を卒業し、2007年2月アメリカ、ニューヨーク本校で、創始者ジョナサン・フォックス氏とジョー・サラ氏のパワーアップコース修了。同年3月劇団ALLプレイバックシアター旗揚げ 代表。現在、全国各地の劇団旗揚げに尽力している。日本大会、アジア大会(シンガポール・台湾)、世界大会(ブラジル・カナダ)に参加し、ヨーロッパ大会(ウクライナ)では、国際プレイバックシアターチームとして出演し、地元TVの取材も受ける。


[担当者さんからの一押しコメント!]

「【忍者ロール】とは、忍者の如く素早く必要な時に現れて、主人公のために、重要な役割を果たす存在です。ベテランのわき役がいれば、主人公が素人でも成立する演劇界のように、忍者ロールで、プレイバックの世界を重厚に芸術的に感動を与えます。プレイバックに奥行きを与えたい方にお勧めします。」